「ドライブE:を使うにはフォーマットする必要があります。フォーマットしますか?」とメッセージが出てきてデータが見れなくなったというお問い合わせでした。
ドライブE:を使うにはフォーマットする必要があります、と表示されるとフォーマットの意味を知らない方にとってはフォーマットすれば使える(データが正常に使える)ようになる、と思ってしまい、フォーマットしてしまうことが多いのです。
お客様もうっかりフォーマットしてしまわれて、使えるどころかデータがなくなってしまいお困りになられました。
本来は一旦キャンセルをし、パソコンの再起動や別のパソコンで使用できるかテストしていただいてから同じ結果になるのであれば、あとは何もせずにデータ復旧を依頼していただければ高い確率でデータ復旧ができます。
この場合、重度の論理障害が発生している状態となり、データ復旧のハードルが上がってしまいます。
しかし、内部のデータ構造などを修復しデータを復元することが十分可能な案件です。
お客様にそのことをご説明させていただき、最初はダメ元でというスタンスでしたが希望が見えたのかなんとかお願いしますと言っていただき、無事にデータ復旧することができました。
知り合いに聞いても諦めるしかないと言われ落ち込んでいたそうですが、今回データ復旧が成功し、よろこんでいただけてよかったです。
特にUSBメモリには大切なデータをバックアップを取らずに入れてしまっていることが多く、うっかり紛失や、破損などでデータをロストするケースが多いため、USBメモリにデータを保存する際は元のパソコンにしっかりとデータをバックアップしてあることを確認した上で持ち出すことをおすすめ致します。
データ復旧情報
- 記憶媒体の種別
- USBメモリ
- 製品型番
- Buffalo RUF3-PS8G-BK
- 症状
- USBメモリを接続するとフォーマットしてくださいと表示される
- 記憶媒体の障害区分
- 重度論理障害
- 復旧対象データ
- USBメモリ内のデータ全て